【南国市】Windows11でNASにアクセスできない?資格情報エラーの原因と訪問修理事例
南国市のお客様から「昨日までは普通に使えていたのに、今朝パソコンを起動したらNAS(ネットワークHDD)にアクセスできなくなった」というご相談をいただきました。
Windows 11 では更新後にネットワーク関連の設定が変わることがあり、今回もまさにその典型でした。
同じような ネットワークトラブル・PCトラブル でお困りの方の参考になるよう、訪問修理の事例として詳しく解説します。
■ 事前電話確認:Windows 更新後に2台だけ資格情報入力画面が表示
お客様によると、昨晩 Windows Update が実行され、合計5台中3台は問題なくNASへ接続できている状態。
しかし2台だけは 「資格情報の入力」画面が表示され、共有フォルダへアクセス不可 とのことでした。
この時点で、OS更新による 認証方式の変更 または アクセス権の不整合 を疑い、訪問対応を行いました。
■ 訪問後の診断:考えられる原因を1つずつ検証
現地にて詳しい調査を行い、以下の対処を順に実施しましたがすべて改善せず。
- Windows 更新のアンインストール → NG
- NASの再起動 → NG
- ネットワークプロファイルの「プライベート」変更 → NG
- gpedit.msc(ローカルポリシー)関連の設定 → NG
- 資格情報マネージャーの削除 → NG
net use * /deleteによる認証情報リセット → NG- SMB1 クライアントの有効化 → NG
通常のネットワークトラブルであれば、このいずれかで改善する場合が多いのですが、今回はどれを試しても状況は変わらず。
久しぶりに原因特定に悩ませられました。
■ 原因判明:NAS側のアクセス権が「everyone」「anonymous」だった
最終的な突破口になったのは NAS側のアクセス権設定 の見直しです。
該当NASの共有設定を確認すると、なんとアクセス権が「everyone」「anonymous」に設定されており、Windows Update の影響で認証の扱いが変わったことで、該当2台だけアクセスが弾かれていたことが判明しました。
■ 対処
- everyone と anonymous のアクセス権を完全に削除
- 正しいユーザーアカウントで改めてアクセス権を設定
- 全端末で接続確認 → 問題解決
今回のケースでは「Windows側」ではなく「NAS側のセキュリティ設定」が根本原因でした。
■ 今回のトラブルから分かること
Windows 11 の更新後は、ネットワーク関連の挙動が厳密になるケースがあります。
とくに NAS・共有フォルダを利用している環境では「曖昧なアクセス権」や「anonymous設定」は大きなリスクです。
当店からも、
- 正しいアクセス権(ユーザー単位)での運用
- everyone/anonymous 設定の禁止
を強くご説明し、今後の安全な運用方法をお伝えしました。
■ 南国市でのネットワーク・NASトラブルはお任せください
今回のように、
「昨日まで使えていたのに突然 NAS にアクセスできなくなる」
というネットワーク系のPCトラブルは、原因が複雑な場合もあります。
南国市・高知市周辺では 出張訪問サポート に対応しており、
- Windows11 のネットワーク設定
- NAS接続トラブル
- 資格情報エラー
- 共有フォルダに接続できない
- LAN・Wi-Fiの不具合
など幅広くサポートしています。
南国市をはじめ高知でパソコン修理・ネットワークトラブルでお困りの方は、24時間受付で対応可能です。
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